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家具職人
菅谷哲男(すがやてつお)
1976年神奈川県生まれ
木哲として10年。
横浜元町の家具工房にて
横浜家具の伝統技術を学びつつ、
クラシック家具を中心に500点以上
製作。10年修行を積み独立。
現在、三浦郡葉山を拠点に活動中。
オーダー家具・オリジナル家具・修理、修復・建具など製作
家具製作を通して物への愛着、大切に使い
次に繋いでいくことを学びました
私が修業したところは、港町横浜元町老舗の横浜家具を製作・修復を行う工房でした。 横浜山手・元町は洋家具発祥の地といわれ外国人居留地があり、そこから家具の修理や製作を頼まれたのが最初だといわれています。 20代に飛び込みで小僧として入り、見よう見まねで技術を覚えました。
工房では無垢材を使い100年以上使い続けられる家具を作る技術を学びました。基本、あまり釘やビスは使わずホゾ組みという組み方で家具を制作します。また100年使えるといっても何もメンテナンスをしなければ朽ちてしまいます。折れた部分だけを取り替えたり、割れた部分を補修したりして100年以上使えていくのです。
ヨーロッパでは家具をメンテナンスしながら、何代にも亘って使ていく文化があります。大切に使われた家具は長い年月を経て、深みが出てその人だけのものになっていきます。
使い捨ても多い時代ですが、一つのものを大切に長く使うこころ。 そして、ものづくりを通して自分が作ったものを愛おしく思う気持ちが知ってもらえたらと思います。
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